おはようございます(^-^)
EDGEのリニューアル、スピニングロッド、ベイトフィネスロッドとバス釣り用のロッドを3本連続で作りました。
EDGEのリニューアルをやったときに、自分の夢を思い出しました。
自分のロッドは全てオリジナルに変える。
久しぶりにロッドをいじり、本当に楽しくなりました。
私のブログタイトル「フィネスな毎日」の通り、繊細な釣りで使うバス釣りのロッドは出来ました。
もう一つの私の釣りである、釣り堀、エリアトラウトのロッドもオリジナルにしていこうと思います。
小さなルアー、スプーンを使うロッド、ワームの釣りではないので、バス釣りのロッドとは求めるものが違います。
この違いが面白いんですよね。
当たり前のロッドじゃつまらない、世の中にないロッドを作る事が私のロッド作りで一番に考える事です。
たとえ釣りの効率が落ちても、一匹との出逢いが楽しければ私は満足です。
■折れる覚悟の高感度スプーン用ベイトロッド、ロングロッドを作る
用意した素材はこちらです。
今回作るのは私のスタイルである、ベイトタックルでのトラウトフィッシングロッドです。
スプーン用の超高感度ロッドを目指して作成します。
たぶん、こんなロッドを使っている人は誰もいないでしょう。
今回使うブランクはジャストエースさんの高弾性40トンのブランクです。
このブランク、気を付けないと本当に折れます。
以前にキャスティングふじみ野店さんで行われたジャストエースさんのイベントでお話を聞きましたが、このブランクは折れる事があるそうです。
しかし超高感度で、折っては作り、折っては作りという方がいらっしゃるそうです。
やはり40トンのブランクは折れるリスクが高いです。
それを承知で今回採用しました。
異次元の感度を知りたいですね。
無理せずに使い、折れない様に心がけましょう。
そして長さは6フィート8インチ、最も長い品番にしました。
6フィートぐらいで作ろうかと思いましたが、やはり自分ならではのロッドに仕上げたいです。
そして高感度と言えば、これです。
トラウトにもカーボンモノコックグリップを使います。
シマノさんのカーディフシリーズの最上級モデルにも採用されていますね。
信号を増強する効果があると言われるカーボンモノコックグリップ、トラウトの世界ではどうでしょうか。
そしてリールシート周りのパーツです。
今回も私の一番好きなリールシートのECSを使います。
ダイワさん、シマノさん、そしてアブリールとどんなリールでもあうリールシートです。
握りやすく、手の小さい私にはありがたいリールシートです。
フードナットには今回もマタギさんのものを使います。
お値段やすくておススメですが、ちょっときつい事を理解して使う必要があります。
ECSはブランクタッチになっていますが、トラウト用のブランクは細くてサイズがありません。
なのでジャストエースさんのカーボンパイプをセットしてその中にブランクを通します。
メタルパーツ系です。
写真ではわかりにくいですが、ガンメタ、黒系でまとめます。
渋めの仕上がりにします。
ガンメタ系のロッドは初めて作りますね。
そしてガイドはトルザイトのキャスティングガイドセットを使います。
糸なりがすると言われるトルザイト、巻きの繊細なスプーンではどうでしょうか?
気にしてトップガイドはチタンSICにしました。
長いロッドなので、追加でガイドを購入、合計10個のガイドをスパイラルガイドセッティングで取り付けます。
柔らかいスローテーパーのブランクにはスパイラルガイドがいいと私は思います。
天井にあててみると、やはりスローテーパーですからバットから曲がりますね。
やはりスパイラルセッティングがいいと思います。
トラウト用のベイトロッドはスパイラルセッティングがベストだと私は思っています。
市販品にも少ないですが、存在します。
柔らかいブランクですから、ガイドの数も沢山必要になります。
そうじゃないと曲がったときにブランクにラインが当たりますからね。
スパイラルセッティングが理にかなっていると思います。
飛距離などを気にする方がいるかもしれませんが、私はスパイラルセッティングで影響があると感じた事はありません。
見た目が奇抜で、作るのも大変だから市販品ではなかなか採用されないのかもしれませんね。
渓流釣りのロッドを作る事になってもスパイラルセッティングにすると思います。
■リールシートを組み込んでいこう
リールシートには調整用のカーボンパイプを通します。
せっかくのブランクタッチですがさすがにサイズが細すぎるので仕方ないですね。
まずはフードナットを組み立てます。
こちらのパーツを使います。
ここで想定外の事態が発生。
フードナットにセットするつもりで購入したメタルパーツのサイズがあいません。
どうやらこれはフードナットで使うものではないようですね。
残念ですが諦めましょう。
カーボンカバーの長さからメタルパーツの差し込み分を引いた長さでカットします。
墨出しをしました。
白いボールペンを買ってきたのですが、これは使えますね。
リューターでカットしていきます。
やはり工具はあった方が便利ですね。
そしてカットしました。
曲がりましたが、見えない部分なので問題ないです。
やすりでかっとした部分を調整しました。
黒いフードナットに黒いカーボンカバー、黒いメタルパーツと黒系でまとめました。
最近はこの黒いフードナットがお気に入りです。
リールをセットしてみました。
ダイワさんリール、プレッソベイトではワインディングチェックとほぼツライチです。
シマノさんのリール、09アルデバランでもほぼツライチです。
無加工でよさそうですね。
ワインディングチェックも黒にしました。
そしてカーボンパイプをセットしていきます。
長さをはかり、カットしていきます。
必要な長さだけカットしました。
接着をしていきます。
ジャストエースさんおススメのクイック5を使います。
5分硬化なので素早く作業する必要がありますね。
接着完了、これにてリールシートの組み込みは完了です。
非常に渋い仕上がりですね。
■リールシート、グリップを組み込んでいこう
グリップを組み込んでいきます。
ベイトタックルなので、EVAのリアグリップ、ジャストエースさんのお馴染みのものを使います。
カーボンモノコックグリップをカットします。
かなり長いので、ソルト用のロッドとかでも使えますね。
リールシートを取り付けるために調整用のテサテープを巻きました。
きつすぎず、緩すぎずがポイントですね。
再びクイック5、5分で硬化するので、こまめに混ぜて使います。
リールシートだけではもったいないので、カーボンモノコックグリップのエンドにメタルパーツを取り付けます。
今回もエンドにフタはしません。
これも私のこだわりです。
リールシートとカーボンモノコックグリップのエンドのメタルパーツの接着が完了しました。
グリップ周りは順序をよく考えてやらないと駄目ですね。
■リアグリップ、カーボンモノコックグリップの調整をしていこう
カーボンモノコックグリップに取り付けるEVAのグリップを調整するテサテープを巻きます。
おっと、その前にブランクをカーボンモノコックグリップに差し込む部分の調整も必要でした。
やっていきましょう。
バス釣りのロッドの時はブランクの太さがカーボンモノコックグリップの内径にぴったりだったので調整不要でした。
しかしトラウト用のブランクでは細すぎるので、テサテープで調整ですね。
カーボンモノコックグリップの調整が出来たので、グリップを接着していきます。
クイック5を混ぜました。
メタルパーツも忘れずに接着します。
黒で渋い仕上がりですね。
■いい雰囲気じゃないでしょうか
グリップ周りが完成しました。
やはりカーボンモノコックグリップ、いい感じですね。
リールを乗せてみました。
管理釣り場でこのタックル、見たことありません。
実際の使用では黒いボディの16アルデバランBFSを使うと思います。
ロッドにマッチするのではないでしょうか。
ワインディングチェックのツライチがいい感じですね。
フタをしないカーボンモノコックグリップ、感度にどの程度効果があるでしょうか。
気持ちの問題かもしれませんが、使ってみたかったんですよね。
ほぼ同じ仕様の自作バスロッドと比較してみました。
バスロッドはメタルパーツがシルバー系、今回のロッドがガンメタ系と変えています。
メタルパーツでかなり渋くなるものですね。
これは好みの問題、私はどちらも好きです。
■さあ、ガイドを取り付けて行こう
ガイドの取り付け効率を考えて、カーボンモノコックグリップは接着していません。
最後に今回も接着します。
やはりグリップ周りが出来るとワクワクしますね。
あとはガイドの取り付けとなります。
久しぶりのスパイラルガイドセッティングなので不安ですが、しっかり仕上げて行きましょう。
まさに世界に一本のロッド、自分の知らない高感度の世界が待ってるかもしれませんね。
これで大型魚とファイトしたいです。
それではまた(^-^)/