おはようございます(^-^)
釣り堀での釣りも私はベイトロッドでやります。
今のリールは進化していて、相当軽いのまで投げられます。
でもやはり限界はあり、釣り堀の釣りではアンダー1グラムという究極の世界もあります。
私のベイトリールでは投げられない事は無いですが、ストレスのたまるキャストとなります。
私がモットーにしている一つに、気持ちよく投げられる事、なので1グラム以下のものは使わない様になっています。
ベイトリールもバス釣りのベイトフィネスの釣りをメインに考えられているので、バス釣りで使うルアーやワームを前提にしているのでアンダー1グラムは対象外なんですよね。
でも犬の名前はミケさんとの釣りやベリファさんと行った釣りで久しぶりにスピニングタックルでマイクロスプーンを投げましたが、凄く楽しかったです。
私はいつもベイトロッドばかり何本も持っていってますが、一本ぐらいスピニングタックルあってもいいかなと思いました。
私のホームの釣り堀は朝霞ガーデンさんです。
マイクロスプーン発祥の地と言ってもいい場所、私も本気でやってみようとこのロッド制作に着手しました。
前回はグリップ周りを組み込み、一切無駄を排除した作りにしました。
今回はエリアトラウト用のガイドを組み込んでいきます。
■ガイドも軽量化されていますね
今回は流星フィッシングさんで発売している、オリジナルのエリアトラウト用ガイドセットを使用します。
チタンフレームのSICガイドです。
富士工業さんからはエリアトラウト用のガイドセットというのはなく、流星フィッシングさんでオリジナルで出してくれているのは嬉しいですね。
基本的に富士工業さんの製品はどこでも定価販売ですが、流星フィッシングさんでは安く買う事が出来るので、ガイド関係は必ず流星フィッシングさんで購入しています。
送料も定型外郵便などを使ってくれるので、送料込みでも相当安く購入できますよ。
ブランクはスローテーパー、でもブランクは40トンの高弾性です。
折れるリスクはありますが、40トンの感度というものを経験してみたく、このブランクにしました。
これで大型魚をかけたら面白そうですね。
そしてガイドの脚を削るのは日本語が一切書いていないリューターです(笑)
正直、安いのでそれなりのものですが、電池式のものよりしっかり削れる印象で買ってよかったと思います。
こちらがガイドセットの内容です。
合計8個、全て脚が1本のガイドで、釣り堀用は違うなという印象を受けました。
富士工業さんのガイドスペックを参考に取り付けていきます。
リューターで脚を削りますが、これは重要な作業、やらないと奇麗にスレッドが乗っていきません。
■仮止めしていこう
ガイドの位置を決めていきます。
タミヤさんの模型用テープが本当にいいです。
タミヤさんの「曲線用マスキングテープ 2mm」という商品で、幅も狭いので小さいガイドもしっかり仮止め出来ます。
ビニール素材なので、伸びるからマスキングテープよりもしっかりとめられます。
これは超おススメ、ガイドの取り付けをやる時には購入するといいですよ。
私はヨドバシカメラさんで購入、送料も無料なのでお得ですよ。
ポイントも10パーセント付きます。
トップガイドはジャストエースさんおススメのクイック5で取り付けます。
5分で硬化するので手早く作業する必要がありますが、ロッド制作にはとても使えるものです。
ジャストエースさんではたくさんの動画や記事を公開してくれており、私はとても参考になっています。
製品もいいものが多く、毎回ジャストエースさんのパーツは必ず使っていると思います。
ロッドビルドの頼もしい味方がジャストエースさんだと私は思います。
そしてガイドの位置が決まりました。
スレッドで巻いていきましょう。
エリアトラウト用のロッドは何故かマルチピース、何故ワンピースじゃないのでしょうか?
でもガイドを巻くときは楽でいいんですけどね。
■今回もシックに仕上げます
おなじみのラッピングマシーンが登場です。
ネットなどを見ると、手で巻くのが一番いいと聞きますが、私の様な不器用な人間にはこれがあった方が巻きやすいです。
スレッドにテンションをかけて巻けますので、やりやすいですね。
カッターの刃も新品に交換、切れるものじゃないと仕上がりも落ちてしまうし、切れない刃物はストレスになります。
スレッドはこちら。
黒をベースにガンメタのピンストライプを入れていきます。
以前は派手な色とか使ってましたが、ここ最近は黒ベースになってますね。
やはり無難なのは黒だと思います。
一番手前のガイド、一本足というのが不思議な感じですね。
奇麗に巻けたのではないでしょうか。
やはりしっかり脚を削るのはキモだともいます。
2番目のガイドはもうツーピースの先のブランクになります。
私の技術ではピンストライプが太くなってしまいます。
でも自分で使うからいいと思ってます。
ピンストライプは入れた方がやはりいい感じですね。
そして難関のティップ周りのガイドです。
ブランクが細くなり、ガイドも小さくなるので難易度は高くなります。
トップガイドも巻きました。
基本的にトップガイドは巻かなくても問題ないのですが、やはり入れた方がカッコいいですね。
トップガイドを巻いていたら、二番目のガイドがほどけてしまいました。
基本的にスレッドはしっかり固定されるわけではなく、すこしぶつかったりするとほどけることがよくあります。
なんかこのガイドを巻くのに何度も失敗してイライラしましたが、ようやく巻けました。
やは自分は不器用だなと感じます。
■飾り巻きを入れていく
ここでスレッドをチェンジします。
細いAスレッドから、太いCスレッドにチェンジしました。
セパレートグリップ周りなどに飾り巻きを入れていきます。
私はガイドはAスレッド、飾り巻きにはCスレッドと使い分けています。
ブランクのジョイント部分を巻きました。
補強に必要となります。
リールシートのワインディングチェック部分にも入れました。
あまり長くせずに仕上げます。
これはリアグリップのワインディングチェック部分です。
リールシートの下側も同様に巻きました。
ツーピースのセパレートグリップって結構巻くところが多いですね。
このリールシート、ジャストエースさんが富士工業さんに特注で作ってもらっている究極のスケルトンリールシートです。
今回はダイワさんのイグジスト1003をセットする事を考えていますが、シマノさんのステラC2000Sも問題ないでしょう。
今回、ロッドにロゴを入れてみます。
ずっと入れたくて、色々と調べたり、実験をしてきたのですが、なかなかうまく行かず着手出来ませんでした。
パソコンのインクジェットプリンタで印刷と考えていたのですが、インクジェットプリンタは白が印刷できません。
グレーならば出来ると透明のシートに印刷したら、薄くて全く見えませんでした。
インクジェットプリンタは基本的に白い紙に印刷することを前提にしているので、インクが透過して奇麗に出る様にしているそうです。
色々と調べて実験した結果、タトゥーシールの白ベースに黒を下地に印刷して、白抜きの文字をいれる方法にたどり着きました。
本当は文字だけ貼れるとベストなのですが、インクジェットプリンタでそれをやるのは無理です。
テプラを改造したり、特殊なプリンタを使って印刷すればできるらしいですが、お値段もかかるので見送りました。
ブランクの黒とシールの黒で色が違いますが、自分で使うのでいいでしょう。
白のラインを入れて、少しでもごまかせるようにしました。
そして白の糊がついたシートを貼り付けて、貼り付けるシール部分をカットしました。
反転していますが、貼り付けたときに反対になるので、印刷は反転で行います。
そしてブランクに貼り付けました。
裏紙を水で濡らして、剥がしていきます。
塗れると裏紙がずれて剥がれます。
そしてこんな感じになりました。
おお、ロッドらしくなりましたね。
私はプロレスが好きなので、内藤哲也選手が使うスペイン語の言葉や技の名前を付けることにしました。
このロッドには「Valentia(バレンティア)」と名付けました。
日本語だと「勇気」です。
そして私のブログタイトル「フィネスな毎日」を意味する「Finesse de EveryDay」と入れました。
今まで作ったロッドにも随時入れていこうと思っています。
インクジェットプリンタなので、そのうち色あせてくるでしょうが、そうなったらまた入れなおそうと思います。
とにかくお手軽に出来るものと考えて、やっとたどり着きました。
両サイドにスレッドで飾り巻きを入れました。
なんかカッコよくて嬉しくなりました(笑)
貼り付けるときにちょっと端のほうがガタガタになったりしましたが、ダメージ加工風だと思い、これでいいだろうと判断しました。
自分で使うものですからね。
■さあ、完成が見えてきた
これでガイドの取り付けは完了です。
全く飾りっ気のない獲るためのロッドに仕上げました。
見た目はコルクやEVAでグリップを入れた方がいいかもしれませんが、究極を求めるとこうなるのかなと思いました。
アジングロッド風ですね。
やはりこのロゴがいい感じです。
近くで見ると汚いですが、自分のだからいいでしょう。
あとはエポキシでスレッドをコーティングすれば完成です。
「Valentia」のデビューが楽しみですね。
それではまた(^-^)/