おはようございます(^-^)
ついに今年実現した南会津での渓流釣り、本当に楽しかったです。
以前から何度も声を掛けられていましたが、なかなか実現できませんでした。
同じトラウト相手でも、釣り堀の釣りとは全くの別物です。
道具も当然違います。
熊も出ます。
熊よけの鈴も買いました。
私はウエーダーで行きましたが、ゲータースタイルというのが夏場は一般的です。
ウエーダーもバス釣りで使うようなフエルト底ではなく、ストッキングタイプでシューズを履くのが一般的です。
フエルト底でもいいんじゃないのか?と思いますが、実際に行ってみるとシューズタイプの方が動きやすく、しっかり滑らずに釣りが出来ます。
まだまだ本当に入り口に立っただけ、本当の世界をまだ知っていません。
正直、遠いので年に何回も行けませんが、完全に魅力に取りつかれたので、機会を作ってこれからも行こうと思っています。
そして実際に釣りをして、ロッドを作ろうと思いました。
渓流の釣りも考え方は様々、スタイルも様々、実際にやって、自分なりの理想が少し見えてきました。
バス釣りのワームの釣りとは全く異なり、ミノーやスプーンを流れの中でリトリーブする釣りです。
相手はイワナやヤマメです。
以下にチェイスしてきた魚を捕れるか、考えて作り、そして自分らしさをしっかり出していきたいと思っています。
先日のイワナセンターさん釣行で仮デビューした渓流ロッドの製作過程になります。
使用感は上々、渓流でのデビューが楽しみです。
■当然渓流ベイトフィネススタイル、理にかなった釣りだと思う
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そして素材を集めました。
私のスタイルですから、当然ベイトタックルです。
渓流のピンポイントを手返し良く釣りをするにはベイトタックルは理にかなっています。
今のベイトリールは進化しており、軽いルアーも問題なく投げられます。
渓流でのルアーは3グラムとかはあるので、私のベイトリールならば余裕です。
釣り堀で1グラムとか投げますからね。
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ブランクはマグナムクラフトさんのトラウトシリーズブランクを採用しました。
4.9フィート、ほぼ5フィートのブランク、このレングスは確実に渓流での使用を想定したモデルです。
スローテーパーですが、意外とハリがあります。
30t+35t+40tのコンポジットですが、やはり高弾性ですね。
想像以上にハリがあり、ちょっと強くてバイトをはじくこともあるかな?と思いましたが、キャストはしやすいと思います。
南会津での渓流釣りではグラスソリッドのグレート鱒レンジャーを使いましたが、私にはあわないと感じました。
かけてからのノリはいいと思いますが、キャストがなかなか決まらず、やはりカーボンかなと思いました。
長さはやはり5フィートぐらいが理想、これ以上長いと釣りが大変になります。
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リールシートには大好きなECSを選択しました。
ゴールドのフードナットと、マグナムクラフトさんのカーボンカバーを使って組み込みます。
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メタルパーツはゴールド系でゴージャスなイメージに仕上げたいと思います。
いやらしさも出ますが、やはりゴールドは高級感がありますよね。
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渓流のロッドはグリップが短いからストレートグリップというのが普通だと思います。
でも私らしさを出すために、あえてセパレートグリップにしようと思います。
ちょっと無理があるデザインになるかもしれませんが、挑戦ですね。
素材はコルクを使います。
トラウトはコルクなイメージがありますね。
■まずはリールシートを組み立てよう
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リールシートを組み立てていきます。
まずはフードナットにマグナムクラフトさんのカーボンカバーを取り付けていきます。
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カーボンカバーの幅からメタルパーツの差し込み部分を引いた位置に墨だしをしました。
白いボールペンは使えますね。
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そしてカットしていきますが、例によって日本語の全く書かれていないリューターを使います。
最初はどうしようかと思いましたが、かなり活躍してくれています。
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カッターをセットして、フードナットを切断していきます。
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そしてカット出来ました。
少し短めにカットする方がいいです。
メタルパーツが入らないと面倒ですし、見えない部分ですからね。
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バリは神やすりで削って整えます。
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そしてカーボンカバーとメタルパーツを差し込みました。
マグナムクラフトさんのカーボンカバーとメタルパーツはキツキツなので、エポキシを付けても全部はみ出してしまいますので、私は何も付けないで差し込むだけにしています。
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そしてリールを乗せて、リールシートにワインディングチェックを付けてみました。
使用が想定される、シマノさんの09アルデバラン2号機で見ていきます。
新たに導入したダイワさんのスティーズCTも使ってみたいですね。
それにはKTFさんのスプールの発売を待たないといけません。
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私の理想は、リールを取り付けたときにフードナットがワインディングチェックとツライチになる状態です。
少し長いので削りましょう。
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リールシートのネジ部分を神やすりで削っていきます。
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これでツライチになりました。
まさに理想的、ゴールドもいい感じですね。
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ECSはブランクタッチになっていますが、このマグナムクラフトさんのブランクは5ミリ程度と細いので、サイズが合いません。
カーボンパイプを取り付けましょう。
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今回用意したECSのリールシートは内径が10ミリなので、10ミリのカーボンパイプです。
長さを出して、必要な長さだけカットします。
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こちらもリューターでカットします。
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やはり電動工具はあると楽ですね。
以前は糸鋸でカットしていましたが、切るのも大変だし、まっすぐ切れませんでした。
日本語は書いてないけど、非常に私の作用に役立っています。
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そしてカーボンパイプを接着していきます。
ジャストエースさんが推奨しているクイック5というエポキシで接着していきます。
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確実にエポキシがはみ出しますので、拭き取るうすめ液を事前に用意しておきます。
ブランクタッチの部分は確実にエポキシが着いてしまいます。
これでリールシートは組み立てられました。
あとはブランクに接着するだけです。
■バランスを見て、位置を決めていこう
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用意したパーツを仮組して、リールシートの位置を出します。
渓流のブランクは凄く軽いので、グリップが相当短くても先重りする事はありません。
実際に組んでみると、こんなに短くてもバランスが取れると納得出来ます。
バス釣りのロッドではありえない長さで作る事が出来ます。
■グリップは調整しよう
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用意したグリップは50ミリです。
私はワンフィンガーでキャストしますので、ちょっと小さい感じですね。
村田基さんがセミナーで言ってましたが、ベイトロッドはワンフィンガーでキャストをして、スリーフィンガーでパーミングするように設計されているそうです。
それまで私はキャストもパーミングもツーフィンガーでやっていました。
でもその話を聞いて、修正をしました。
村田さんの言われる通り、このスタイルがいちばん理にかなっていると思います。
渓流だと持ち替えるのが気になる所ですが、このスタイルはしっかり守ります。
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やはりグリップが短いので、少し延長する事にしました。
余っていたグリップを利用します。
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このグリップは27ミリと、同じサイズです。
2センチほどの長さにカットします。
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カッターでカットしました。
コルクのグリップは小さなコルクをくっつけて作成されています。
なので、つなぎ目があるんですよね。
だからジョイントもアリだと思います。
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こんなイメージです。
出来るだけ隙間を小さくするために、やすりで削って調整していきました。
■接着していこう
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まずはリールシートを取り付けます。
アーバーとテサテープで位置を決めて太さを調整します。
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とりあえず仮組、この長さがあれば、キャストに影響はしないです。
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そしてリールシートを接着しました。
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そしてリアグリップを取る付けるためにテサテープで調整します。
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そしてエポキシで接着しました。
ジョイントが目立つので、あとで補修します。
ワインディングチェックも忘れずに入れます。
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そしてバットエンドのグリップを取り付けます。
サバロさんに渓流や釣り堀のトラウト向きのグリップがあったので使います。
バス釣りでも短めのロッドとかに使えるかもしれませんね。
いいデザインだと思います。
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そしてワインディングチェックと一緒に接着しました。
これでグリップ周りはほぼ完成です。
■ジョイント部分を調整していこう
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リアグリップの養生を剥がしました。
延長した部分のジョイントを調整していきます。
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隙間を埋めるためにジャストエースさんのコルクパテを使います。
コルクグリップのメリットは補修が効くところですね。
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少し多めに塗りこみます。
そして乾燥するまでまつのですが、待ちきれなかったのでドライヤーで乾かしました。
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800番の紙やすりで削っていきます。
細かい目の紙やすりで奇麗に仕上げます。
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まだ目立ちますが、だいぶマシになったでしょうか。
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握る部分だし、自分のロッドだからこれで十分です。
使っているうちにもう少し馴染んでくると思います。
■グリップ周りが完成、こんな渓流釣りのロッドがあってもいいじゃないか
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そしてリールを乗せてみました。
使う事が想定される、09アルデバランの2号機です。
新たに導入したダイワさんのスティーズCTも使ってみたいですね。
リールも模索中、ベストなセッティングを見つけたいです。
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渓流ロッドはグリップが短いから、ストレートが普通ですね。
でも私らしさを出したくてセパレートグリップにしてみました。
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バットエンドのグリップもいい感じですね。
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ジョイントしたグリップも少しは目立たなくなりました。
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エポキシがはみ出して黒くなっているので、少し手直し入れてもいいかもしれませんね。
まだ釣りに行くわけじゃないですから、トランキーロ!焦っせんなよ!
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忘れていたジョイント部分の接着も行いました。
マグナムクラフトさんのブランクは思った以上に強いので、尺サイズの大型魚にも対出来そうですね。
正統派のアングラーにはこれはないと言われそうですが、これが私流の渓流釣りのロッドです。
イメージしていたものが形に出来たと思います。
あとはガイドを取り付けていきます。
やはり柔らかいロッドなので、スパイラルガイドセッティングでやろうと思っています。
こんな渓流ロッド、世界に一本、これが私は楽しいんです。
でも釣り堀でもなんか使えそうなので、オフシーズンには持っていきたいですね。
それではまた(^-^)/