こんにちは(^-^)
折れたロッド再生プロジェクトが完了して、次のロッドクラフトに入ります。
本来は「NMファクトリー からのミッション」の予定でしたが、先に作るものがあります。
ある方から渓流用のベイトロッドを作ってほしいと依頼がありました。
今まで私は自分用のロッドを作っていました。
だから結構妥協していました。
でも他の方が使うとなると話は別、しっかりやらないといけません。
私のレベルなんてしれています。
私のロッドを見ていただき、正式にご依頼頂きました。
精一杯頑張りましょう。
渓流の世界にもベイトタックルが入ってきています。
私は管理釣り場でベイトタックルを使っていますが、特にメリットはないと思っています。
何故やるか?楽しいからです。
でも渓流においてベイトタックルはとてもメリットが大きいと私は思います。
比較的せまい釣り場でピンスポットを狙ってキャストするのにベイトタックルはとても有効です。
これからもっと広がっていくスタイルであると思います。
各メーカーさんからロッドも少しずつですが、発売されてきました。
まだ選択肢は限られています。
依頼者様も理想のものが無く、妥協して使っている状態だそうです。
理想的なものが私に作れるでしょうか。
明日から3月、明日は渓流解禁日です。
解禁日なのにまだ何も出来ていません...申し訳ないです。
早く作りましょう。
今回は既存のロッドを流用せず、完全オリジナルロッドを作ります。
ブランクも購入してきました。
素材は全て揃っています。
ブランクはジャストエースさんのものを使用します。
ジャストエースさんからはスローテーパーのブランクが発売されており、今回のロッドにはいいのではないかと思っています。
意外と今は無いんですよね。
ブランクは日本橋にある、丸橋英三さんのお店「サバロさん 」で購入してきました。
ここに来れば、ロッド作成で必要なものは全て揃うでしょう。
聞けばロッドクラフトについても教えてくれます。
リールシートは富士工業さんのECSを使います。
おそらく今あるリールシートで最もコンパクトにパーミング出来て軽いリールシートだと思います。
そしてガイドはオールトルザイトで作ります。
自分のロッドでもやった事がないです。
PEラインの使用を前提としているので、極端に小さいガイドにはしませんでした。
どうしてもリーダーの結び目が気になりますからね。
リールシート、ガイドはネットショップの流星フィッシングワークスさん で購入しました。
ここのお店は富士工業製品がとても安いです。
私は毎回流星フィッシングワークスさん で購入しています。
定形外郵便やメール便も使えるので、送料も安くすみます。
グリップ周りはEVAです。
ご依頼者様からシンプルなものというリクエストをいただいております。
EVAにしましょうと言うことでした。
スレッドも黒一色とシンプルにとの事です。
今まで黒は使ったことがなかったので、今回購入しました。
さあ、グリップ周りを組んでいきましょう。
既存ロッドじゃないから、解体がなくて楽ですね。
フードナットに被せるフロントグリップですが、ちょっと長いですね。
今回のロッドはショートロッドです。
バランスも考えてカットすることにしました。
被せてワインディングチェックをつけてみるとこんな感じです。
本体に組み込むとこんな感じです。
いい感じじゃないでしょうか。
EVAだと渋いイメージですね。
グリップの長さは既存のロッドを参考にしています。
今回は鱒レンジャーっぽいロッドがあったので、こちらを参考にしました。
ロッドの長さ的には今回作るロッドに近いです。
こちらのロッドを参考にカーボンパイプをカットします。
スピニングとベイトで違いますが大丈夫でしょう。
そしてカーボンパイプをカットしました。
パイプを差し込んでみました。
ECSリールシートはブランクタッチになっています。
そしてリアグリップのEVAをカットして差し込みました。
エンドグリップも仮に付けてみました。
リールシートにはワインディングチェックをつけて中が見えないようにします。
まだ接着はしません。
フードナットもつけてみるとこんな感じです。
シンプルでカッコいいと思います。
リールを乗せてみました。
渓流での釣りにいい感じじゃないでしょうか。
ショートグリップがとてもいいですね。
やはりECSはとても握りやすいですね。
そしてエポキシで固定です。
乾けばグリップ周りは完成です。
やはり一から作ると楽ですね。
エンドキャップはまだ固定しません。
いよいよブランクのセッティングに入っていきます。
今回買ったブランクは5フィート10インチです。
でもそのまま使いません。
カットして使います。
ちょうどいい長さやアクションを見つけてカットします。
今回のロッド作成において最も不安なのは私が渓流の釣りをやっていない事です。
箒川で渓流っぽい釣りはしましたが、本当の渓流は未経験、私がいいと思うものが依頼者様がいいと思うかが気になります。
色々とお話は聞いたので、イメージは出来ています。
今の渓流はスプーンやスピナーよりも写真のDコンタクトの様なヘビーシンキングミノーが主流でしょうか。
Dコンタクト?カキピーも主流かな(笑)
ロッドを小刻みにアクションさせながらリトリーブするスタイルが多いですかね。
すこし柔らかいロッドをご依頼されています。
ロッドが出来たら渓流には行けないけどテストで流れのある所でDコンタクトを泳がせてみましょう。
早く作って渓流で使っていただきたいです。
でもここまで作った感想...自分で使いたい(笑)
やっぱり愛着沸いてしまいました。
でも私が作ったロッドが他の方の手で使用されて、岩魚や山女を釣ってくれたら最高に嬉しいでしょうね。
今までにない感動があるだろうし、とても楽しみです。
ブランクセッティング、ガイド取り付けと続きます。
完全オリジナルロッドは何かうれしいものがあります。
頑張って早く完成させましょう。
それではまた(^-^)/