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牛堀ヲ攻略セヨ!オリジナルスピニングロッド作成 ガイド取り付け

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おはようございます(^-^)

 

バス釣りのライトリグ用に製作しているスピニングロッド、前回はグリップ周りを作成しました。

とにかくやれることをやろうとトコトンこだわりました。

 

使ってみないとわかりませんが、今までにない感覚を味わえるのかなと期待しています。

いよいよ今回はガイドを取り付けていきます。

 

■あえてチタンSICのガイド、まずは位置を決めよう

 

グリップ周りはこんな感じでシンプルですが、カーボンモノコックグリップが新鮮ですね。

作業効率を考えて、まだ接着はしていません。

 

そしてこのリールシート、ジャストエースさんが富士工業さんに依頼して作成している超軽量リールシートです。

このリールシート、この後に作ろうと思っている釣り堀用のロッドにも採用しようと考えています。

 

 

今回はチタンSICのKRコンセプトガイドセットを用意しました。

あえてトルザイトではなくSICです。

 

話によると、トルザイトは糸なりがするらしく、アジングなどをやる方は気にするらしいです。

なのでライトリグなので今回はあえてSICにしました。

 

6フィート11インチのロッド、ガイド数は10個になります。

スピニングなので少なくなるかと思いましたが、計算すると結構必要ですね。

 

 

ガイドの脚は削ります。

今回購入したルーターはとても便利、これをやらないと奇麗にスレッドが乗っていきません。

必ずやる必要があります。

 

 

一番手前のガイド位置をリールを付けて出していきます。

この位置でキャスト時の飛距離に大きく影響が出ますからね。

 

リールは2000番クラスを基準にします。

これならば1000番や2500番でも問題ないでしょう。

ダイワさん、シマノさん、どちらでも大丈夫だと思います。

 

 

あとは富士工業さんが提供している、参考ガイドスペックをみてガイドを仮止めしました。

細かい調整は経験でやっていくしかないですね。

 

しかし、富士工業さんの資料はとても役立ちます。

カタログを持っているととても参考になります。

ロッドを作らなくても、ロッドの事をよく知る事が出来ます。

 

 

前回から導入したタミヤさんのテープですが、やはり仮止めにはとてもいいです。

幅が2ミリと細く、さらにビニールテープなので伸びるのでしっかり固定出来ます。

 

ロッド制作で悩む事の一つがガイドの仮止め、写真の様に大きいガイドはマスキングテープでも大丈夫ですが、小さいガイドは本当に苦労します。

しかしこのタミヤさんのテープで私は悩みが解決しました。

 

 

トップガイドを取り付けていきます。

今回初めて使うエポキシです。

 

 

混ぜてみると、色がグレーで微妙ですね。

はみ出したものはしっかり拭き取らないとやばいです。

やはりジャストエースさんがおススメしているクイック5というエポキシがいいかと思います。

 

 

向きを慎重にみてエポキシで接着しました。

トップガイドはスレッド巻かなくてもいいらしいですが、やはり巻いた方がカッコいいですね。

 

■楽しくなったガイドラッピング、準備が大切

 

そしてガイドをスレッドで巻いていきます。

おなじみのラッピングマシーンを使って今回も巻きます。

 

 

スレッドは今回も黒一色、シンプルで今はこれがお気に入りになりました。

Aスレッドという細いスレッドで巻きます。

 

細い方が奇麗に仕上がる印象です。

海の青物などじゃなく、バス釣り、釣り堀、渓流釣り、アジングなどはAスレッドでいいと思います。

強度を求める釣りには太いCスレッドですね。

 

 

さあ、巻いていきましょう。

以前は「苦痛」の作業でしたが、コツをつかんで楽しくなりました。

 

 

どうしても向きがずれてしまいますが、最初はちゃんとあわせて巻き始めます。

ある程度巻いたら、仮止めのテープをはがします。

 

 

私のスレッド巻きを楽しくしてくれたのがこれです。

テーでスレッドを仮止めして、テンションをきっちりかけて巻き始めると上手く巻けます。

 

この巻きはじめもロッドクラフトでの悩みの一つですよね。

私はこの方法を知り、悩みが解決して巻くのが楽しくなりました。

 

 

そして大事なのがスレッドをカットするカッターとハサミです。

カッターの刃は新品に変えましょう。

やはり切れ味はすぐに落ちてしまいます。

 

そしてハサミは先日サバロさんに行ったときに購入してきたスレッド用のハサミです。

今までPEラインをカットするハサミを使ってましたけど、このハサミは本当に良く切れます。

専用のものはやはりいいですね。

 

切れないものは作業効率も落ちてストレスになります。

ケチらずに切れるものを用意するのが大切ですね。

 

■さあ、巻いていこう

 

まずは一つ目、ガイドの終わりにはぬき糸を通してスレッドを固定します。

釣り糸をわっかにすればOKです。

 

ある程度太くないと引っ張った時に切れてしまうので注意です。

私はたぶん7ポンドのフロロカーボンですね。

 

 

一番手前のガイドはブランクも太く、ガイドも大きいので巻きやすいです。

上手く巻けました。

 

 

二つ目まではダブルフット、この辺は難しくないです。

 

 

そして次からはシングルフット、まだブランクも太いので大丈夫です。

 

 

4番目のガイド、ここまででKRコンセプトはライ放出時のあばれを収束させます。

もうここまで来ると4番という小さいガイドになります。

 

 

 

 

 

そして難関のティップまわりのシングルフットです。

ガイドの脚も短いですが、あの仮止めテープがあると上手く出来ます。

もう少しですね。

 

■悲劇発生...

 

ここで悲劇が発生。

巻いたスレッドがほどけてしまいました。

 

その後も手をぶつけたりして結局3個のガイドがほどけてしまいました。

スレッドはきっちり固定できるものではないので、気を付けないとこうなります。

間違えてもコーティング前にキャストテストとかはやってはダメです。

 

 

まずはトップガイドを巻きました。

 

 

 

 

そしてほどけたガイドを直しました。

もうやりたくない(笑)

これをやっちゃうとストレスになるんですよね。

 

 

そしてグリップのワインディングチェックの所にも飾り巻きを入れました。

ここはCスレッドの太いものを使いました。

 

飾り巻きには太いものがいいと思います。

使い分けていくと仕上がりも奇麗になりますね。

 

■さあ、完成が見えてきた

 

ガイドのスレッド巻きが終わりました。

ずれている向きを調整して、まっすぐにしました。

 

あとはエポキシでコーティングして、カーボンモノコックグリップを接着すれば完成です。

もう少し、世界に一本のロッドが完成間近です。

 

どんな使用感がたのしみですね。

久しぶりにスピニングの世界を楽しみたいと思います。

 

軽量ルアー、ワームの世界は以前は大好きでした。

あの頃を思い出しますね。

 

それではまた(^-^)/


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