おはようございます(^-^)
人生2度目の渓流釣りへ行ってきました。
1度目の釣行で完全に渓流の世界に引き込まれました。
そして自作ロッドも作りました。
ロッドのデビュー戦でもあります。
正直、たった一回の釣りで渓流に求められるものを知り尽くすことなんて出来ません。
失敗作になる覚悟で作りました。
もう栃木県の渓流は禁漁になり、今回行った南会津も今月いっぱいで禁漁です。
本当に今年ギリギリ間に合いました。
パニさんからお誘いを頂き、今回の釣行が実現しました。
素晴らしい世界を今回もご案内頂きました。
■まさかの寝坊、やっぱり俺、カンサードなんだよね
南会津は私の住む埼玉県からかなりの距離があります。
想定される移動時間より1時間余裕をもって出るつもりでした。
目覚ましが鳴って、余裕があるからとなかなか布団から出られませんでした。
平日の仕事でカンサード(疲れている)、なんとか起きました。
準備をして出発、ああ余裕あるなと思って出たのですが、時計を見ると余裕をもって起きた場合の貯金がゼロでした。
完全にトランキーロ(焦っせんなよ)じゃいられなくなりましたが、計算上はぴったりぐらいに到着するはずです。
しかし途中でトイレに行きたくなり、高速のパーキングエリアで10分ほどのロス。
結果的に到着したのが、10分ほど遅刻でした。
パニさん、遅くなってすみません。
■晴れ男パワーが今回も発揮、家を出た時は雨だった
集合場所の道の駅に到着しました。
家を出た時に雨が降っており、局所的な雨だろうと思ったら矢板あたりでもかなりの雨が降っていました。
天気予報では朝は雨は降らないと言っていたけど、雨の釣りかな?と思っていました。
しかし南会津に近くなると、雨は降っていません。
曇り空でしたけど雨は降っておらず、なんか持ちそうな感じでした。
この日、308クラブさんあたりでの釣りだったら雨でしたので、私の晴れ男パワーが今回も発揮されたようです。
今回は南会津の釣りを知り尽くしたパニさんと二人での釣りになります。
なんとも贅沢なコラボ釣行が実現しました。
本当に人気のパニさん、みんなから慕われています。
今回も様々な気遣いで私をご案内してくれました。
■私の為に全てを使ってくれたパニさん、心より感謝
そして川へ移動しました。
今はバス釣り、釣り堀がメインとなっていますが、やはり渓流釣りの魅力はこの景色ですね。
今年もう一度来れた事が嬉しいです。
雨は大丈夫そうですね。
でも山ですのでカッパを着ていきます。
やっぱり南会津は埼玉よりもずっと寒いです。
念のためと思って持ってきたフリースを着こんで、さらにカッパを着ました。
よく考えたら、足場の悪い所をガンガン歩くので、体力使うから暑くなるんですよね。
まだフリースはいりませんでした。
汗だくになりましたよ。
パニさんからお馴染みのこちらを頂きました。
これ、飲みたかったんですよね。
飲んで、私も南会津仲間になれたのかなと思いました。
美味しくて、一気に飲んでしまいました。
そして準備をして川へ向かいます。
見るとパニさんはロッドを持っていません。
聞くと、今日は案内に徹すると言ってくれました。
渓流シーズン終盤にここまでやってくれる方がいるでしょうか。
本当に感謝です。
正直、まだまだ渓流の事もわかっておらず、初めて使う自作ロッドですから釣果は期待していませんでした。
目標は一匹、とにかく魚と出逢いたいです。
しかしパニさんの思いにこたえなくてはと気持ちを入れ替えました。
最高に贅沢な一日がはじまります。
今回は自作ロッドの渓流デビュー、私の理想が通じるかテストになります。
リールも前回の釣行でハイギア過ぎてリトリーブが早くなっていると感じたので変えてきました。
ロッドはマグナムクラフトさんの高弾性ブランクだがスローテーパー、セパレートグリップ仕様の自作ロッド「Pareja(パレハ)」、日本語で「相棒」に、リールは7ギアのアベイルチューンシマノ09アルデバラン2号機です。
ダイワさんのKTFスプール搭載をしたスティーズCTにしようかとも思ったのですが、ギア比が高すぎると思って、あえて10年落ちモデルの09アルデバランにしました。
この09アルデバラン、色々なベイトフィネスリールを使ってきた私ですが、一番衝撃を受けたリールです。
搭載されているアベイルさんのALD916というスプールは本当に衝撃的でした。
今でもあの衝撃を超えるリールはないし、マイクロベアリングとの組み合わせで、現在も最前線で使っているリールです。
私は09アルデバランを4台買いました。
現在は3台所持していますが、今でも使用率が高いです。
09アルデバランはベイトフィネスリールではないですが、ベースリールとして最高のリールだと思っています。
特別な思いで付けた「Pareja(パレハ)」という名前です。
良き相棒として、渓流の世界を私と一緒に楽しみたいです。
■なかなか厳しい反応、パニさんは見切った
最初に入った川、魚の反応が良くありませんでした。
前回の釣行の時は、バイトまで行かなくても、いかにもな所をリトリーブしてくると魚が追ってきたのですが、ほとんど魚が出てきません。
私の腕の問題もあるでしょうが、やはり状況は厳しいようです。
パニさんは駄目だと判断して、川を変えようと別の川へ移動することになりました。
流石に状況が悪いと私でもわかる状態でした。
パニさんは色々な場所を知っています。
正しい判断だったと思います。
とにかくパニさんは歩くのが早いですね。
ついていくのがやっとです。
フットワークも釣果に繋がります。
私は足場に慣れず、とても慎重に歩いています。
■次の川はどうだろうか?熊も出る川
私の車は置いていき、パニさんの車に乗って次の川へ向かいます。
私の車ではとても行けない場所でした。
途中、熊が入ってこない様に電機の流れている線が貼ってある所を抜けて行きます。
パニさんが手馴れた様子で外しますが、一度触れてビリビリ来たようです(笑)
パニさんの愛車はスズキのジムニーです。
渓流アングラーに圧倒的な支持率のジムニー、実際に道を走って何故ジムニーかわかりました。
本格的なオフロード走行だとパジェロやランドクルーザーという選択もありだと思います。
でもサイズがデカすぎる、ジムニーはちょうどいいサイズなんです。
それでいて、走りは本格的で悪路も問題なく走ります。
新型のジムニーも人気の様ですが、納得できます。
もしセカンドカーを購入できるのであれば、私もジムニー買いたいですね。
本格的な小型SUVのジムニー、他にはない車だと思います。
そして悪路を抜けて川に到着。
こちらの川はどうでしょうか。
こちらの川も魚の反応が良くなかったです。
生き物相手であり、釣り人も日々入ります。
食べられる魚であり、キープする方もいるでしょう。
コンディションは日々変わっていきます。
管理釣り場とネイティブは違います。
常にいい状況が続くとは限りません。
持ち帰る事がないバス釣りでもコンディションは変わっています。
パニさんが想定していた状況から変わっていたのでしょうね。
美しい花も咲いていました。
パニさんのブログでも度々紹介されていますが、やはりこの様な景色を楽しむのもいいですよね。
釣りは釣り以外の事でも楽しまないと損だと思います。
景色や食事、そして道中の運転など様々です。
私も近所のびん沼に行くときでも春先の桜、ネコ達との出逢いと楽しんでいます。
ゴミ拾いも楽しみになっているような気がします。
■最後に時は来た!
数度のチェイスはありましたが、反応は悪い状態で退渓地点まで来ました。
パニさんがあそこまでやって、食事に行こうと判断しました。
反応が悪くてあまり期待していませんでした。
最後のスポットはいかにも魚が出そうなところでした。
自分の位置からは少し高い所で水中の様子を見る事は出来ませんでした。
距離を置いてキャストすると、魚がヒット!
最後の最後に遂に魚をかける事に成功しました。
かなり焦っていましたが、何とかネットイン、本当に嬉しかったですね。
前回の釣行でパニさんに頂いた、Dコン、ヤマメチャートで釣れました。
自作ロッド「Pareja(パレハ)」に入魂が出来ました。
全然大きくないイワナです。
でも本当に嬉しいです。
釣り堀で何度も釣っているイワナですが、これほど美しいと感じる事はないです。
釣りは大きさじゃないです。
小さくても得られる感動は多いですね。
そして退渓、やっぱりパニさんは早いです。
渓流は帰り道を考えて行かないと、痛い目を見ます。
この時、パニさんには気が付かれなかったですけど、枝に足をひっかけて転んでいました(笑)
■ここがあの本部か!
そして昼食です。
パニさんが連れて来てくれたのは、あの南会津本部です。
噂の場所に来れて、なんともワクワクしました。
かなりの山の中なのに、お昼時とはいえ駐車場が満車でした。
かなり有名なお店の様ですね。
つまり美味しさは間違いないという事です。
カメラが曇っていたみたいで見にくいですが、定食もあります。
メニューを見た感想はお値段リーズナブルという事です。
パニさんに教えて頂いたのですが、定食は自分で焼いて食べるそうです。
裏を見ると焼肉メニューもあり、ラーメン屋さん?焼肉屋さん?よくわからなくなりました。
そして噂の目玉焼き定食があります(笑)
なんか想像できちゃいますね。
確かにテーブルには鉄板があります。
周りを見ると、確かに焼いている人がいます(笑)
パニさんと私は味噌チャーシューをオーダーしました。
味噌ラーメンに分厚い大きなチャーシューが入っています。
これもずっと食べたかったんです。
味噌が薄めで、あっさりとした印象です。
想像していたのはもっと濃い味噌ラーメンなのかなと思っていたのですが、これはこれでアリですね。
ボリュームもあり、大満足でした。
また食べたくなるメニューです。
らーめんの暖簾が出ています。
やっぱりラーメン屋さんなのかなあ?
つい本部デビュー、大満足でした。
■午後はついに地獄谷デビュー
そして午後、昼寝もせずに釣り再開です。
釣りしたくて仕方なかったです。
午前中の反応の悪さから、ついにパニさんがあの場所を選択しました。
有名な地獄谷です。
ここは間違いない場所との事ですが、川に出るまで、戻るまでが大変な場所です。
まさに地獄谷、しかしそこには魚たちの楽園が待っていました。
午後も「Pareja(パレハ)」と共に挑みます。
もう完全に私の相棒、頑張ってもらいましょう。
釣りをするには入漁券が必要です。
これもパニさんが買ってきてくれました。
お支払いしようとすると、「遠くから来てくれたからいいよ」と言ってくれました。
本当にありがたいです。
パニさんは年券をもっており、いつでも釣りが出来ます。
お値段を聞くと、来年は年券購入しちゃって、通う様にしてしまうのもいいかなと思いました。
埼玉の私が、年券を買うぐらい魅力ある釣りだと思います。
横浜の人は来年も年券買うでしょうからね(笑)
すごい崖を降りていくと、地獄谷に到着しました。
なかなかあそこを昇り降りするのはきついです。
そこに待っていたのは絶景、凄い所です。
この下でも釣りが出来るらしいですが、私には難易度が高すぎるので上での釣りになります。
人の入らない所はやっぱり釣れる、これはバス釣りでも同じですね。
この苦労をして行くから楽園がある、魚たちとの出逢いが楽しみです。
川自体は他の川と変わらず、普通な感じです。
魚たちが待っています。
すると開始早々にヒットしたのですが、外れてしまいました。
やはり魚の反応は上々の場所ですね。
いかにもな場所はルアーを通すと魚が間違いなく追いかけてきます。
しかしこれを食わせられない、これは私の技術不足ですね。
バス釣りならば、ワームをいかにもな場所へキャストして放置して食わせるよなと考えてしまいます。
しかしヘビーシンキングミノーなので、巻かないといけません。
巻きのルアーですから、バス釣りの様にはいかないです。
■美しいヤマメとの出逢い、最高の瞬間
川を上り始めて、かなり早い段階でDコンを目掛けて複数の魚が追いかけてきました。
そしてそのうちの1匹がルアーにアタックしてきました。
ようやくヒット、なんとかばらさない様に寄せてきました。
そしてネットイン、やりました!
今度はヤマメです。
「Pareja(パレハ)」でヤマメを釣る事が出来ました。
パニさんに頂いたDコンで釣る事が出来て嬉しいです。
今回、一日を通してDコンを使いましたが、渓流アングラーから支持率が高いルアーである事がよくわかりました。
非常に投げやすく、スローでもしっかりアクションする、完成度の高いルアーだと思います。
本当に美しい、渓流の女神です。
パニさんが好んで使うこのカラー、私は金黒とかの方が釣れるんじゃないのか?と思っていましたが、視認性が重要であると実感しました。
パニさんがこのカラーを好んで使う理由がよくわかりました。
バス釣りと比べると、カラーは好みでいいと思います。
ルアーの位置を把握することが最も重要ですね。
どうしてもナチュラルカラーじゃないと信じられないという方はマーカーを頭に貼るといいかもしれません。
どこをルアーが泳いでいるかがわからないとダメですね。
こんな小さな魚です。
でも心から喜んでいるんです。
このシチュエーションでこの美しい魚との出逢いが多くの方を魅了するんです。
私はバス釣りをやりますが、もっとデカい魚を釣りたければ海へ行けばいいんです。
大型魚も確かに魅力、でも釣りの面白さはそれだけじゃないんですよね。
でもバス釣りの戦略性はどんな釣りよりも深く、色々と考えて釣りをする事が面白く、私は25年も続けて、年々面白くなっています。
渓流釣りも大きさなど関係なく、シチュエーションが魅力なのだと思います。
なかなか伝わりにくいと思いますが、経験すれば理解できると思います。
釣りの魅力って深いなと渓流釣りを経験してよくわかりました。
■完全に自分の技術不足、色々と考える事も釣りの楽しさ
その後もいかにもな場所では魚が追っかけてきます。
しかしなかなか食わせる事が出来ません。
そしてようやくヒットしても、ネットイン寸前でばらしてしまいます。
何度も繰り返していました。
地獄谷の魚たちは私のルアーに反応をしてくれました。
しかし私は食わせる事、食わせても取り込む事が出来ませんでした。
まだ私は立ち位置や魚とのやり取りが出来ていないのだと思います。
他魚種や管理釣り場での経験が役立ちませんでした。
渓流に限らず、私のアングラーとしてのスキルが足りないと感じた地獄谷でした。
パニさんが案内してくれた地獄谷はもっと釣れたはずです。
ここで最後という場所でイワナがヒットしたのですが、この魚もバラシてしまいました。
魚のコントロールが下手なのは、釣り堀でも一緒でネットイン寸前のバラシがとても多いです。
これは冬の間に釣り堀でも練習が出来ます。
来年、また南会津に来て、この悔しさは晴らしたいですね。
この結果は「Pareja(パレハ)」の問題ではないです。
私の問題、このロッドは私の理想通りに出来ていました。
来年、また南会津にこのタックルを持ってきて美しい魚に出逢いたいですね。
今度来るときは1日5匹を目標にやりたいと思います。
悔しさを胸に釣りを終了しました。
でも一日、南会津で釣りが出来て最高に楽しかったです。
■ありがとう、来年また必ず来ます
そして地獄谷を後にします。
この帰り道が地獄、本当にきついですよ。
一人だったら、絶対に遭難しています(笑)
この帰り道でも転びました(笑)
こんな所を昇り降りするんですよ。
相当体力使います。
しかしパニさんの体力は凄いですね。
慣れているとはいえ、あの速さで山を移動する事はなかなかできないです。
渓流釣りはかなりハードな釣り、これが充実感に繋がるのかもしれませんね。
すごく疲れているはずなんですけど、楽しすぎてテンションが高いままでした。
パニさんが美味しいスイーツを用意してくれました。
色々と気を使っていただいて、ありがたかったです。
汗をいっぱいかいて、冷たいスイーツが最高でした。
私の晴れ男パワーでしょうか、予報の雨もほぼ降らず釣りが出来ました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
本当に楽しかったです。
今回、パニさんは一度もロッドを手にしませんでした。
私の為に一日を使ってくれたのです。
渓流シーズンも終盤であり、貴重な1日でした。
しかし私に渓流の魅力を伝えようとガイドに徹してくれました。
私がバス釣りのガイドをやったとして、パニさんの様に徹することが出来るでしょうか。
たぶん、自分も少しは釣りたいという気持ちが出てしまうと思います。
前回の釣行でもパニさん、NEWGATEさん、OZさん、私に楽しさを伝えようとガイドに徹してくれました。
私には最高の「Pareja(パレハ)」、相棒がいる事を実感しました。
本当に感謝してもしきれません。
ロッドに「Pareja(パレハ)」と名付けたのも偶然ではないと感じました。
まだまだ一人では釣りが出来るレベルじゃないです。
たぶん遭難してしまうでしょう。
来年はステップアップして、一人で釣りが出来る所までいきたいですね。
いつまでも甘えて、皆さんの時間を使う訳にはいきませんからね。
今年行った2回の南会津渓流釣行は今年の釣りでも大きな思い出になりました。
新しい世界の入り口に立ちましたから、来年からはステップアップしていきたいですね。
最高の仲間に感謝、ありがとうございました。
テンションが上がった様で、帰りも仮眠もせずに帰宅しました。
疲れているのに、布団に入っても思いが巡ってなかなか寝付けませんでした。
釣りをやって幸せです。
これからも体の動く限り、楽しんでいきます。
それではまた(^-^)/