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DESIGNO ロッドティップ修理

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おはようございます(^-^)

 

釣り仲間ののび太さんからロッドの修理の依頼を頂きました。

デジーノのロッドで、転んで折ってしまったそうです。

 

デジーノと言えば、なかなか手に入らない貴重なロッドです。

私の工作レベルの修理で申し訳ないのですが、やる事にしました。

 

実物をみると、スピニングロッドで、ソリッドティップのちょっと下のチューブラーの部分が折れていました。

これならば、なんとか直せそうな感じです。

 

しばらくロッドカスタムをやっていなかったので、感覚を取り戻すのが大変でした。

なんとか修理して、のび太さんにバス釣りで使ってもらいたいです。

 

■ソリッドティップは入るか?

 

ご覧の様にティップが折れています。

非常に微妙な位置であり、ソリッドティップが上手く収まらないと、修理は不可能になります。

 

 

デジーノ、なかなか手に入らない高級ロッドですね。

非常に緊張します。

 

 

ステルスというモデルですね。

超ライトリグ用のロッドの様です。

 

 

ろくに寸法も測らず、ジャストエースさんのウルトラライトのソリッドティップを買ってきました。

ガイドはトルザイトのものを用意しました。

 

 

この差し込み部分の寸法があわないと、修理できません。

上手く入ってくれれば、いいのですが...

 

 

差し込むと、若干緩いぐらいで、ちょうどいい感じでした。

エポキシの塗りしろを考えるとぴったりかもしれませんね。

 

 

折れたティップも預かっており、これを参考にガイド位置を決めます。

ソリッドティップのジョイント部分のガイドだけ、再利用することにしました。

 

どうにか修理できそうです。

しかしこの高級ロッドですから緊張します。

 

■まずはガイドを取り付けてしまおう

 

ソリッドティップを接着してからガイドを巻くと作業がしにくくなります。

まずはソリッドティップにガイドを取り付けていきましょう。

 

いつもの様にクイック5をつかってトップガイドを取り付けます。

5分で硬化し始めるので、作業性がいいですね。

 

 

A剤とB剤を1:1で混ぜていきます。

 

 

よくかくはんさせます。

これが重要です。

 

 

トップガイドが取りつきました。

元のティップを使い、ガイド位置を出して行きます。

 

 

タミヤさんのテープで仮止めしました。

スレッドを巻いていきましょう。

 

 

久しぶりのラッピングマシーン登場です。

しかしULサイズのソリッドティップへのスレッド巻きは非常に困難でした。

 

ガイドを固定するのが限界、非常に仕上がりが悪くなってしまいました。

のび太さん、ごめんなさい。

 

■ソリッドティップを接着していこう

 

ソリッドティップを接着していきます。

こちらもクイック5を使って接着していきます。

 

 

元のティップからガイドを取り外します。

これは再利用します。

 

 

簡単に取れました。

 

 

そしてティップを接着、ジョイント部分にガイドを乗せました。

手前の4つのガイドはラインのあばれを収束させる位置なので、調整出来ません。

 

ソリッドティップのジョイント部分にはガイドを乗せないといけないので、ここも位置が決まります。

若干、変な配置になりますが、これは仕方がありません。

 

■エポキシコーティングしていこう

 

エポキシコーティングしていきます。

久しぶりのフィニッシングモーターです。

 

 

やはりジャストエースさんのエポキシを使います。

しばらく使っていなかったら、液漏れしていました。

 

睡眠は大切ですね。

寝ないと健康になりません。

 

 

ジャストエースさんの筆でエポキシを塗っていきます。

お値段高いですが、この筆は本当にいいです。

 

 

余ったエポキシは新聞紙に垂らしておいて、効果状態を確認します。

エポキシも眠りに入ります。

 

 

そして24時間、回転させながら乾燥させます。

久しぶりのエポキシコーティングなので、あまり上手に塗れませんでした。

のび太さん、ごめんなさい。

 

■二回目のコーティング

 

そして24時間が経過しました。

二回目のエポキシコーティングを行いましょう。

 

 

エポキシはしっかり固まっていました。

やはりA剤とB剤をしっかりかくはんさせるのが大切ですね。

 

 

2回目もジャストエースさんの筆で塗っていきます。

 

 

エポキシが塗り終わったら、アルコールランプで気泡を飛ばしていきます。

ライターだとすすが付くので、アルコールランプを使います。

 

 

あまったエポキシはまた新聞紙に垂らしておきます。

睡眠は腸にも影響がある様ですね。

 

 

そして24時間回転させて乾燥させます。

 

■一応、完成したけれど...

 

そして24時間が経過しました。

エポキシはしっかり硬化しています。

 

 

これで完成です。

しかし、出来が悪い...

 

本当に工作レベルになってしまいました。

ULのソリッドティップは釣り堀のロッドで経験済みですが、今回は上手く行きませんでした。

本当にのび太さん、申し訳ないです。

 

 

リールを付けてみました。

ダイワさんの05イグジスト1003です。

 

シマノさんの22ステラC2000SHGを付けてみようかと思ったのですが、他のロッドについてリグが組んであったので、使っていなかったイグジストにしました。

軽いルアーやワームを扱うのに最適なロッドなのでしょうね。

 

 

ラインを通して曲げてみました。

普通に使う分には問題なさそうです。

 

どうにか出来たロッド修理ですが、本当に出来が悪くて申し訳ないです。

大型魚でも折れたりはしないと思うので、使ってもらえれば幸いです。

 

今回の修理はロッドが細くて難易度が高かったです。

難しかったですね。

 

本当に仕上がりが悪くて申し訳ないです。

私の限界、あまりじっくり見ないでください(笑)

 

それではまた(^-^)/


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