こんにちは(^-^)
先日、ミリオネアライトにオフセットハンドルを付けた記事を公開いたしました。
その時にチラッとお見せしたリールを今日はご紹介させていただきます。
ambassadeur 2601C IARです。
私は近所のTBさんのメール配信登録をしているのですが、ある日の入荷情報に
2601C IAR
と書かれていました。
え、本当に?と私は驚きました。
このリールは左巻きのアブ丸型、しかもなかなかお目にかかれないモデルのはず。
あまり詳しくないので、このリールを溺愛している先輩方に尋ねてみたところ、かなりの貴重品であることが分かりました。
その日は平日であり、仕事中でした。
帰ってからTBさんに行っても売れてしまっているかもしれないし、そもそも使うのかな?という思いがありました。
でも初めてお目にかかるリールです。
もう二度とないチャンスかもしれません。
行ってみてあったら購入、もし先輩方でほしい方がいれば譲ればいいだろうとおもって帰宅後すぐにいったらまだありました。
なので思い切って購入しました。
割とお買い得な値段だと思います。
このエンブレムがカッコいいですよね。
中古なので少々のキズはありますが、外観的にはそれほど悪いと思わないです。
中はきれいにしてやればいいだけ。
先輩方からは持っていて損はないリールであり、ベイトリールの基礎を学ぶにはいいリールとアドバイスを頂きました。
確かにカッコいいので私が使う事にしました。
箱や付属品もすべて付いていました。
スペックが書かれています。
印象的なのは...
2ステンレススチール ボールベアリング
ギア比 5.3:1
ウエイト 280グラム
ハンドル一回転のライン巻き取り量 45センチ
今のリールと比較すると驚く様な事が書かれていますね。
でもこの様なリールを愛する方がたくさんいます。
釣りは効率や性能だけではない事がよく分かります。
シンプルであきが来ないデザイン、素晴らしいと思います。
交換用のブレーキシューですね。
シマノさんのブレーキシューと違い、とても小さなサイズです。
これはコグホイールとレベルワインドのカバーですね。
交換してあると言う事でしょうか?
マニュアル類や袋などです。
英語版と日本語版が入っています。
日本語版には「マミヤオーピー」とかかれていました。
その頃のリールなんですね。
マニュアルにはリールの説明が書かれています。
丸型はクラシックタイプ、ロープロはモダンタイプと言うらしいです。
私のアブリールで言うと、2601Cはクラシックタイプ、レボLTXはモダンタイプです。
この部品展開図が大切です。
280グラムなんて書いてあるけど、そんなにないだろうと思ってはかったらありますね(笑)
これはバネ指のわたしにはきつそうなりーるです。
たしかこのリール、やすださん もお持ちのはずです。
PCでやすださん のブログをみるとヘッダー画像に写っている赤いリールが多分そうだと思います。
前にブログでコメントを入れたら、返信で「バネ指に良くないのでオススメしません」と頂きました(笑)
たしかにこれはきついですね。
まあ、一日中使う事もないと思いますのでいいでしょう。
にせミッキーさん も2500Cをお持ちでしたね。
ジョイクロ投げているのでしょうか(笑)
色々といじれる所もこのリールの魅力、とうぜんやります。
まずはアベイルさんのマイクロキャストスプールとKTFさんのIXAセラベアを用意しました。
キャスト性能に直結する部分をやってみましょう。
アベイルさんのスプールですが、「関西の友人」こと、おがっちぃさん から頂いた、ヘッジホッグスタジオさんのクーポンを利用して購入いたしました。
頂いたクーポン、無駄には出来ません(笑)
そして先日、またたくさんのワームとルアーを送っていただきました。
これはラッキークラフトさんのクラシカルリーダーですね。
若い頃、このルアーが大好きでよく使っていました。
安くてよく釣れるいいルアーだと思います。
似たような感じでダイワさんのピーナッツもありますが、私はクラシカルリーダー派でした。
そして先日、あの方がビッグバスを仕留めた「愛の水中花」も入っていました。
私にもでかいの釣れるかな(笑)
おがっちぃさん 、いつもありがとうございます。
大切に使わせて頂きます。
それではばらしてみましょう。
ハンドル側のネジを緩めるとギアボックスが外れてスプールを取り出すことが出来ます。
まずはノーマルスプールをはずします。
遠心ブレーキであり、シマノさんの様に爪で引っかかるタイプのブレーキブロックではないので気をつけないと落します。
とても小さいので注意が必要ですね。
純正のスプールは18.3グラム、やはりヘビー級です。
そしてアベイルさんのマイクロキャストスプールは7.4グラム!
なんと10グラムぐらい軽く、半分以下です。
軽量スプールを使われている方には分かると思いますが、1グラム変わるだけでフィーリングは相当違うんです。
10グラムってものすごいですね。
クラシックタイプだからとなめたら痛い目を見ますよ。
ちなみに一番浅溝タイプの2ミリを選択しました。
色はガンメタです。
そしてオープン。
中はかなり綺麗です。
前オーナーさんは手入れをしていたようですね。
メインギアを外すと、おや今話題のドラグクリッカーが入っていますね。
これは嬉しいです。
ちなみに音を出してみましたが結構控えめで、LTZの方が音は大きいです。
この技術はかなり昔からあるんですね。
セラベアも装着しました。
このリール、ハンドルを回すとゴリゴリ音がしていました。
ギアを綺麗にしてもかわらず、どこなのか探してみると、このシャフトの先端にCリングがついて、シャフトを固定するようになっているのですが、付いていませんでした。
シャフトが手前側に来るとスタードラグと干渉してゴリゴリ言うようです。
とりあえず適当なものを付けて固定したら音がしなくなりました。
でもハンドルが重いんです。
遠心ブレーキを移植します。
今回はとりあえず遠心で使ってみます。
アベイルさんからマグユニットと遠心ユニットも出ていますので、使用感によっては交換も考えて見ます。
ノーマルスプールから遠心ブレーキユニットとバネを取り外します。
こちらをアベイルさんのスプールに取り付けますが、バネはなくてもいいらしく、ない方が回転がいいとアベイルさんのHPに書かれていましたので当然つけません(笑)
そして装着。
2Pタイプなので、調整の幅は少ないですね。
パーミングカップ側も開いてみました。
コグホイールが見えます。
社外品はベアリングが入っているものが多く、アベイルさんのは2ボールベアリングです。
これはアベイルさんのではなく、ベアリングも見えません。
箱にはいっていたのと同じに見えますね。
あまり時間がなかったので、軽く掃除して終わりにしました。
なれないタイプなので時間も掛かってしまいました。
そして元通り。
ゴリゴリはなくなりましたけど、やっぱりハンドルが重いですね。
スプール分の10グラム程度が軽くなりました。
重いのはこのリールの個性ですからね。
そして今日、もう一度いじってみました。
先輩方からのアドバイスでハンドルの重さは解消しました。
スプールがちゃんとはまっていなかったようです。
しかしレベルワインド回りをもう一度見たいのであけてみました。
フレームの穴からレベルラインのベアリングが見えます。
コグホイールもCリングを外して裏側を見るとベアリングが入っていました。
こちらも交換されてますね。
とりあえずこれで使ってみて、気になるようならばアベイルさんのコグホイールに換えてみましょう。
レベル回りもばらしてみました。
ベアリング、入ってます。
こちらが箱にはいっていたもの。
純正パーツの様ですね。
そして洗浄、グリスアップしました。
しかしレベルラインのベアリングはあまり調子がよくなく、洗っても回転がイマイチ。
とりあえずそのまま使いますが、交換したほうがいいかもしれません。
そして組み込みました。
このリールの最大のポイントはこのレベルワインド回りであると思います。
キャスト時もスプールと連動するので、ここがいかにスムーズに回るかがキモになってきます。
レベルワインドによる抵抗というのはとても大きいです。
ダイワさんのTWS搭載のT3やタトゥーラを使った事がある方ならば分かるはず。
明らかに気持ちよくラインが出て行きます。
この連動型のやつはラインの暴れもある程度吸収できて、抵抗なくラインが出ます。
スプールとの距離が近い、クラシックタイプでは非常に大きいと思います。
連動する事によってスプールの回転がスポイルされると思われるかもしれませんが、このリールにはブレーキが付いています。
つまりブレーキ力の一部をこの連動で使っていると考えられます。
連動だけでは回りすぎるから遠心ブレーキも使う、連動の方でブレーキがかかっているからあまり大げさなブレーキがついていないのかもしれませんね。
この連動がスムーズに動作すれば、最新のリール以上の飛距離も期待できると私は思っています。
重さやギア比などは今のリールに叶わない。
でもこのシステムは古くからあるけど、可能性のあるシステムだと私は思います。
有効活用するには常にメンテナンスして、最高の状態に持っていくことが大切ですね。
とてもシンプルな作りであり、ベイトリールを学べるいいリールだと思います。
そして組み上げると、かなりいい感じになりましたよ。
これは使うのが楽しみです。
ちなみに私は来週誕生日を迎えます。
少し早めの自分へのプレゼントとなりました。
一生の宝物になりそうなリールですね。
今後、アベイルさんのハンドルとハイギアキットを組み込もうと妄想しております。
ワクワクさせてくれるリールですね。
それではまた(^-^)/