おはようございます(^-^)
横浜、大阪のフィッシングショーも終わりました。
次は名古屋のキープキャストですね。
ルアーフィッシングの祭典、今一番熱いフィッシングショーと言えるのではないでしょうか。
それだけルアーフィッシングは釣り業界で重要な位置にあるものだと思います。
私は横浜のフィッシングショーに二日間行きました。
出来る限り多くのメーカーさんのブースを見て回りました。
各メーカーさんのコンセプトが製品に反映されています。
私はそこをしっかり理解して購入をしています。
自分の使わないメーカーさんの製品が「ダメ」ではなく、自分の求めているものへの考え方が違うと理解してほしいです。
どのメーカーさんの製品も素晴らしい、これは私なりの考え方ですが参考になればと思います。
■ダイワ、シマノ、がまかつ、特色が出ていると感じました
大きなメーカーさんは特に特色があると私は感じています。
今回回ったフィッシングショーのブースでも大きな面積を確保していたダイワさん、シマノさん、がまかつさんは印象に残りました。
ダイワさん、シマノさんはロッドリールという釣りのメインになるものを出しているし、がまかつさんも昔からロッドを出しています。
そしてフックはやはり「がまかつ」という印象があります。
それぞれ私はこの3メーカーさんに対する印象があります。
それが自分の釣りへの考え方とマッチするかで購入する製品を選べばいいと思います。
私はダイワさん、シマノさん、がまかつさんのすべてのメーカー製品を使っています。
どれが良く、どれが悪いではない事をご理解ください。
■トーナメント思考の強いダイワ、レーシングカー的なコンセプト
ダイワさんです。
総合釣り具メーカーとして、業界を引っ張っている存在だと思います。
製品の種類も豊富、様々な釣りに製品を提供しており、新しいコンセプトを提案してくれています。
私はリールを多数所持していますが、ダイワさんのリールが圧倒的に多いです。
しかし最近はダイワさんの製品をあまり買っておらず、使用頻度も高くないのが現状です。
私の考え方が変わってきているのかもしれません。
ダイワさんの私が感じるコンセプトはより攻めの姿勢を持っている事だと思います。
特化した性能を追求する姿勢はダイワさんがナンバーワンだと思います。
よりトーナメント的な思考が強いのがダイワさんであると思います。
究極の軽さ、尖った性能など一匹を取る為の製品づくりが印象にあります。
私は基本的にその様な尖ったものを求めている性格だと思います。
リールをチューニングして、よりフィネスなものを求めているでしょう。
しかしダイワさんはSVコンセプトでよりバーサタイルな方向に向かっています。
フィッシングショーの記事でも書きましたが、私が求めているのはSVではなく、究極のAIRです。
残念ながら今年のフィッシングショーでは私の心をくすぐるベイトリールはありませんでした。
SVのコンセプトは素晴らしい、特に岸釣りアングラーにはありがたいものでしょう。
決して悪いわけではなく、私のコンセプトと外れているだけです。
しかし今回の目玉、イグジストは相当攻めていると思います。
スピニングリールを使わなくなった私は買う事はないですが、昔の私ならばフィネスカスタムのイグジストは絶対に買っていたと思います。
2500番で160グラムは驚異の軽さ、ダイワさん60年の集大成だと思います。
■所有感を満たしてくれるシマノ、長く使いたい
そしてシマノさんです。
私はダイワさんとものづくりに対する考え方がシマノさんは違うと考えています。
バスフィッシングのトーナメントアングラーをシマノさんもサポートしています。
トーナメントの釣りにも関わっています。
しかしダイワさんほどサポートアングラーは多くないのではないでしょうか。
※純粋なトーナメントプロへのサポートです。
※メディアプロは除きます。
シマノさんの製品のフラッグシップスピニングリール、「ステラ」が今回フルモデルチェンジしました。
シマノさんの製品、特にステラを見て思うのは、ものをしっかり作る、簡単には壊れない事を重要視していると思います。
あのスムーズなギアは自転車パーツのトップメーカーのシマノさんでなければ出来ません。
手に取った時の高級感もステラならではだと思います。
ダイワさんのイグジストとは対極な考え方で作られていると思います。
決してステラはトーナメントで使えないリールか?というとそんな事はもちろんありません。
私は今使っているベイトリールはメインがカルカッタコンクエストBFS HGです。
200グラムと現代のリールとして、ベイトフィネスのリールとして重い方になると思います。
私も買うとき、多分使わなくなるだろうと思っていました。
私にはアルデバランという軽量で素晴らしいパフォーマンスを発揮するリールがあるからです。
しかし実際に使ってみて、やはりアルデバランに比べれば重いですが、200グラムは許容範囲であると感じています。
剛性感や美しさ、マイクロモジュールギアの巻心地など本当に気に入ってしまい、手放せなくなりました。
メインはコンクエストBFSですが、他のタックルとしてアルデバランを私は使っています。
アルデバランは09モデルと10年近く前のリールになってしまいました。
チューニングをしているとはいえ、10年たっても私の大きな武器となっているアルデバラン、まさにシマノクオリティだと思います。
私のブログを拝見して頂いている方ならば分かると思いますが、アルデバランの使用頻度は相当高いです。
それでも使い続けたい、代わりになるリールが無いのが現状、チューニングで軽量ルアーキャストに特化したリールになり、私の好むパフォーマンスを発揮してくれています。
まだしばらくアルデバランの出番は続くでしょう。
シマノさんの製品は高品質で丈夫というイメージでしたが、16アルデバランBFSの様な超軽量のハイパフォーマンスなものも出てきて変わってきています。
ダイワさんよりも軽量なリールを出してきて、やれば出来るんだよと言っている様な気もします。
そしてシマノさんらしく丈夫で長持ち、今の私にはシマノさんのリールがあっているのかもしれません。
ダイワさんは逆にTWSで重くなっても快適に使える様にしてきました。
ダイワさんは軽い、シマノさんは重いけど丈夫という図式も変わりつつありますね。
軽量化対決も行くところまで行ってしまった感があるので、今後はどの様な装備をしてくるかが注目だと思います。
■高いけど高品質ながまかつ
そして今回、改めて素晴らしいと思ったのが、がまかつさんです。
老舗メーカーのがまかつさん、フックが一番有名ですが、ロッドも作っています。
少し前にがまかつさんは製品の値上げをしました。
ロッドだけでなく、フックも上がりました。
フックは消耗品、買わなくては釣りが出来ません。
がまかつフックは世界一という考えを私は持っており、信頼しています。
しかしお店に行って、他メーカーさんの製品と値段を比べると...
やはり高いんですよね。
正直、最近は他メーカーさんのフックを購入するケースが多くなりました。
実際に使っていいものもたくさんあります。
今回のフィッシングショーでピストン西澤さんが私にがまかつさんのロッドについて説明をしてくれました。
実際に手に持ち、ロッドを大きく曲げてもしっかりと持ちこたえてくれます。
とても軽く、自作ではこんなものは作れません。
私はがまかつさんのラグゼカマー、レイカー、スポーツと古いロッドを今でも所持しています。
やはり名作だと思いますし、ブランクは今でも素晴らしいと思います。
リメイクして今も現役、しかし私のがまかつロッドはその頃で止まっています。
テレ玉(テレビ埼玉)で放送している、がまかつさんの釣り番組が数年前に変わりました。
以前は「フィッシングナウ」というちょっとチープなオープニングの番組でしたが、毎回参考になる事を伝えてくれる大好きな番組でした。
その番組でラグゼシリーズに憧れをもったのも事実です。
そして今は「フィッシング倶楽部」という番組に変わりました。
毎回ではないですが、ほとんどの放送でいわゆる「釣りガール」を前面に押し出して放送しています。
私はどうしても受け入れる事が出来ません。
お前は男好きか?と言われてしまいそうですが、私が見たいのは釣りの本質、プロフェッショナルアングラーのテクニックです。
その頃から私の気持ちはがまかつさんから離れていきました。
「フィッシングナウ」の頃のがまかつさんに戻ってほしいと思っていましたが、フィッシングショーでのトークショーでも釣りガールさん達に多くの方が集まっていたので、私の考えと違う人も大勢いるという事なのだと思います。
受け入れなくてはいけませんね。
ピストン西澤さんの説明で、がまかつさんは素材から本当にいいものを使っている事がわかりました。
西澤さんの様な方がさらに突き詰めた開発をしているから値段は高いけど高品質な製品が出来ています。
ロッド、フック、その他製品、妥協なき開発をされているのががまかつさんです。
がまかつロッド、フック等を使う方は本物を分かっている方だなと今回感じました。
昔の素晴らしい製品作りが今も引き継がれている事を知って嬉しかったです。
お店で是非一度がまかつロッドを触ってみてください。
もちろんフックも高いけど、魚と接触する大事なパーツです。
がまかつフックを使っていて良かったと思う事がきっとあると感じました。
■どのメーカーさんも製品作りは素晴らしい、あとはスタイルに応じて選ぼう
フィッシングショーを見て回り、各メーカーさんの製品を手に取りました。
どのメーカーさんも真剣に取り組んでいる事がわかります。
各メーカーさん特色があり、考え方や方向性が違います。
そして今までのイメージと変わってきている部分もあると思いました。
どこのメーカーさんを選んでも損はないと思います。
ステラとイグジスト、どちらを選んでも満足できると思います。
より軽く、攻撃的なイグジスト、LTというライトでタフというコンセプトも生まれました。
以前のダイワさんのリールは寿命が短いと思っていましたが、このモデルチェンジで変わってくるかもしれません。
ステラはやはり所有者を満足させるものがあります。
剛性が高く、イグジストより重いですが十分な軽さです。
軽くするには何かを犠牲にしないと出来ません。
しかしそこを補うLTというコンセプトは注目です。
どこがいい、悪いではないです。
どこが自分にあうか、見つけられるかで釣りが更にたのしくなると思います。
ロッドやリールは決して安い買い物ではありません。
それぞれコンセプトを知り、実際に手にして決めてみるのがいいと思います。
ルアーやワームもそれぞれ特色があります。
自分のスタイルにあったものが見つかるとワクワクしますよね。
釣り具選びは本当に楽しい。
これも釣りの面白さですよね。
それではまた(^-^)/